2/4/2009
オークランド・レイダーズは2009年2月4日(水)、1:15p.m.(アメリカ西部時間)から行なわれた記者会見でトム・ケーブルのヘッドコーチ就任を発表した。
レイダーズのオーナーであるアル・デイビスは2008年9月30日にトム・ケーブルをヘッドコーチ代行に任命し、ケーブルは2008シーズンの残り12試合、シルバー&ブラックを率いた。
ケーブルは2007年にレイダーズに入閣し、2007シーズン、2008シーズンの4試合までオフェンシブラインコーチを務め、シーズン途中からヘッドコーチ代行に昇格した。
ケーブルのもと、レイダーズはシーズン終盤に2連勝を飾った。最後の2試合では平均29得点、350ヤード(オフェンス合計)、165ラッシングヤードと爆発的なオフェンスを披露した。
ケーブルHC代行は2007シーズンからオフェンシブラインコーチとしてレイダーズに入閣。2007シーズンにレイダーズはラッシング、20ヤード以内のTD率でNFL6位に輝き、ケーブルHC代行はラッシングの向上に大きく貢献した。
ケーブルは2006年にアトランタ・ファルコンズでオフェンシブラインコーチを務め、ファルコンズの2006シーズン・トータル・ラッシングヤード、1試合当たりのラッシングヤード1位に貢献。
2004-2005 シーズンはUCLAでオフェンシブ・コーディネーターとオフェンシブラインコーチを務め、全米有数のオフェンスを誇るユニットを形成させた。2004年に、UCLAブルインズはケーブルがコーチを務める前年に比べ1000ヤード以上もヤードを稼ぎ、1試合のオフェンスの獲得ヤード数は平均410ヤードだった。2005年には更にオフェンス陣を成長させ1試合の平均獲得ヤード数を431ヤードまで伸ばした。
2001-2003にかけてはアイダホ大でヘッドコーチを務め、在籍期間中の1試合平均獲得ヤード数は424.1ヤードを記録。ケーブルはコロラド大でも2年間コーチを務めた
1998年に、オフェンシブラインコーチとして活躍し、翌年の1999年にオフェンシブ・コーディネーターに昇格した。ケーブルが在籍していた2シーズンの間、バッファローズ・オフェンスは1999年に全米14位にランクされ、1試合平均424.9ヤードを記録した。
ロッド・ウッドソン、ホール・オブ・フェイム入りを果たす
オークランド・レイダーズのディフェンシブ・バックとして活躍したロッド・ウッドソンは、WRボブ・ヘイズ、Gランドール・マクダニエル、DEブルース・スミス、LBデリック・トーマス、ビルズオーナーのラルフ・ウィルソンと共に2009年度のプロフットボール・ホール・オブ・フェイム(栄誉の殿堂)入りを果たした。
2009年度のホール・オブ・フェイム授賞式は2009年8月8日(土)、7:00p.m.(アメリカ東部時間)にオハイオ州カントンで行なわれる。授賞式はESPN、NFLネットワークで放送予定。毎年プレシーズン第1週の前に行なわれるNFLホール・オブ・フェイム・ゲームは 2009年8月9日(日)、8:00p.m.(アメリカ東部時間)から行なわれ、テネシー・タイタンズとバッファロー・ビルズが対戦する。試合はNBCで放送される。
ドウェイン・ボードがディフェンシブラインコーチに就任
2003-2008 シーズンまでシアトル・シーホークスでディフェンシブラインコーチを務めたドウェイン・ボードがレイダーズに入閣した。ボードはシーホークスのコーチを務める以前はサンフランシスコ49ersに23年間在籍。49ersでは10シーズンを選手としてプレーした後、13シーズンの間アシスタントコーチを務めた。コーチ経験は19シーズンあり、これまで10選手をプロボウルに送り出した。また49ersコーチ時代にはDTダナ・スタブルフィールドがNFLディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。
ポール・ハケットがQBコーチに就任
レイダーズはポール・ハケットのQBコーチ就任を発表した。ハケットは昨シーズン、レイダーズのスペシャル・プロジェクトに携わった。大学、NFLを含め、コーチとして40年目を迎えるベテランコーチである。ハケットはレイダーズに入閣する以前、2005-07シーズンにかけてタンパベイ・バッカニアーズの QBコーチを務め、2005シーズン、2007シーズンにチームをプレーオフに導いた。また2001-04シーズンにかけてはニューヨーク・ジェッツでオフェンシブ・コーディネーターを務め、4シーズンのうち3度チームをプレーオフに導いた。