オークランド・レイダーズが国際色豊かなトレーニングキャンプを始めて今年で7年目が経つ。今年もレイダーズヘッドコーチ-トム・ケーブルのもとに4人のインターナショナルコーチがナパバレーのトレーニング施設に招待された。
レイダーズインターナショナルゲストコーチプログラムは毎年外国からコーチをトレーニングキャンプに招待している。コーチ陣はレイダーズの練習を見学し本場のアメフトを学べるユニークな機会を得る。
レイダーズのチーフエグゼクティブであるエイミー・トラスクは「レイダーネーションはグローバル化しており、我々のインターナショナルゲストコーチプログラムは我々と世界のファンを繋ぐ貴重なイベントになっている」と語る。
インターナショナルコーチ4名は8/23(月)にキャンプに到着し、本拠地オークランド-アラメダコロシアムで行われるホーム初戦のプレシーズン対サンフランシスコ49ers戦までチームに帯同する。彼らは8/27(金)フランク・オガワ・プラザ(ダウンタウンオークランド)で開催される毎年恒例のファン感謝祭「Back to Football: The Raider Nation Celebration」にも参加する。コーチ陣は8/29(日)に帰国する予定。
ダマソ・ターネラーはオーストラリア出身のコーチとしてインターナショナルゲストコーチプログラムに参加する。ターネラーは1990年にスワルコ・レイダーズに入団。ユースプログラムでプレーしたあと、ファーストチーム、セカンドチームの一員となる。ターネラーは2009シーズンにおいてクォーターバック、ラインバッカーとしてプレーした。2010年にはファーストチームをスワルコ・レイダーズ初のオーストリアンボウルに導き、セコンドチームはレギュラーシーズン無敗でアイアンボウル決勝まで導いた。選手としても2008年、2009年のユーロボウルで勝利している。ターネラーはあ2年前からコーチングを始め、最初はユース(13-14歳)のクォーターバックコーチを務めた。現在はジュニアチーム(17-19歳)のディフェンシブバックコーチも務めている。
マグナス・グラムもオーストリア出身で2008年、2009年にユーロボウで優勝した一員である。グラムは元々ホッケーをプレーしていたが、2006年にスワルコ・レイダーズに入団しディフェンシブエンドとして活躍。グラムは2008年からコーチングを始め、カリンシアン・ブラック・ライオンズのユースチーム(15-16歳)、ジュニアチームのディフェンシブコーディネーターを務めた。2009年からスワルコレイダーズのルーキープログラムを指揮し、チームのトライアウトで若手選手を発掘している。
エドガー・ベラはメキシコ出身のコーチ。大学時代はITESM((Instituto Tecnológico y de Estudios Superiores de Monterrey)ラグーナキャンパスでプレー経験がある。コーチングキャリアがスタートしたのは、アクイラス・ブランカスのユースでコーチを務めてから。他チームのジュニアチームでディフェンシブコーチを務めた後、選手時代にプレーしていたボレゴス・サルベージスのディフェンシブコーディネーター、ディフェンシブラインコーチに就任。
今回、レイダーズは初めてオランダからコーチを招待した。ウェイン・ネイホーストがオランダを代表してトレーニングキャンプに参加する。ネイホーストはアムステルダムでフットボールをコーチングして10年になる。ネイホーストはアムステルダム・アドミラルズ(NFLヨーロッパ)のフラッグフットボールでコーチングを始め、学校やクラブレベルでコーチングを経験してきた。ここ2シーズンはアムステルダム・クルサダーズのトップチーム、ジュニアチームのコーチを務め、トップチームは2度全国大会決勝へ導き1度優勝。コーチ業以外にもアムステルダムの学校におけるフットボールプログラムをコーディネートし、オランダ代表U19のディフェンシブバックコーチも務める。
レイダーズはNFLの中でもグローバルなチームとして、ロンドン、バルセロナ、東京、メキシコシティでのアメリカンボウルでファン層を拡大してきた。レイダーズは英語、スペイン語、中国語、ドイツ語、日本語、タガログ語のチームサイトを持ち世界中のファンにチーム情報を発信している。