2011NFLドラフトでオークランド・レイダーズは計8選手を指名した。
メディアやチーム外ではセカンダリー、オフェンシブラインの強化が記事に挙がっていた。
ヘッドコーチ-ヒュー・ジャクソンはメディアのレイダーズドラフト予想を耳に入れていたが、一貫して新シーズン、そして将来に目を向けチーム全体の向上をテーマにドラフトに臨んだ。
「明らかに特定のポジションで選手が必要だが、ドラフトでは指名する段階でのベストの選手を選ぼうと決めていた。」とコメント。
ドラフト2日目、レイダーズは2巡目全体48位にペンシルバニア州立大のC/Gステファン・ウィズニュースキーを指名した。
コーチジャクソンはウィズニュースキーの獲得に手応えを感じた。「ステファン・ウィズニュースキーは自分達がターゲットに絞った選手だった。これでオフェンシブラインの強化ができる。彼がオークランド・レイダーズのセンターを務める。すごく興奮している」と語った。
3巡目全体81位で、レイダーズはマイアミ大のDBデマーカス・バンダイクを指名した。コーチジャクソンはバンダイクがチームのセカンダリーの選手層を厚くすると確信している。「バンダイクはカバーもできるし走れる。自分達のコーナーに求める要素を持っている。」と語った。
その後、レイダーズはペイトリオッツとドラフト指名権をトレードし、追加で3巡目、4巡目の指名権を獲得した。これでオフェンシブライン、オフェンス面で試合を変える選手の獲得ができることになる。
「3巡目、4巡目で2つずつ指名権を得る事ができた。正直、狙っていた。」とコーチジャクソンは説明。
全体92位で、レイダーズはLSU(ルイジアナ州立大)のOLジョセフ・バークスデイルを指名。コーチジャクソンはバークスデイルの指名を喜んだ。コーチジャクソンはバークスデイルの印象を「体が大きく、アスリート能力があり、タフで体も強い。試合でプレーする事が大好きでオフェンシブラインにフィットする。」と語った。
4巡目全体113位で、レイダーズはオハイオ州立大のDBチムデイ・チェクワを指名。コーチジャクソンはチェクワをユーティリティー性のある選手と評価している。「チェクワは自分達の色々な要求に対応してくれると思う。コーナーバックとして起用するが、スキルが非常に高く、必要であれば別のポジションでも起用できる。」と語った。
また4巡目でイースタンワシントン大のRBタイワン・ジョーンズを指名した。コーチはジョーンズの他の選手にはない特別な能力に期待している。「ジョーンズは試合を変えられる選手。指名をパスするわけないよ。足が速く、タッチダウンを多く決められる選手。」と語った。
あと3つ指名権があるレイダーズは5巡目にテネシー大のWRデナリアス・ムーア、6巡目にマイアミ大のTEリチャード・ゴードン、7巡目にUSC(南カリフォルニア大)のWR/TEデイビッド・オーズベリーを指名した。 コーチジャクソンは2011NFLドラフトの総括として「我々は性格的にも誠実な選手で、レイダーズに入りたい選手を指名した。またプレー面でもポテンシャルがあり、一流の選手になれる要素を持つ選手を獲得できた。チームは確実に良い方向へ向かう。」と締めくくった。