オークランド・レイダーズはトム・ケーブルHCの下、カリフォルニア州ナパバレーでのトレーニングキャンプが始まった。レイダーズは6年連続で海外から6名のコーチを招待し、今年も国際色豊かなトレーニングキャンプとなる。レイダーズのインターナショナル・ゲスト・コーチ・プログラムは毎年チームのトレーニングキャンプに外国からコーチを招待し、各コーチにレイダーズの練習を見学する機会を与え本場のフットボールを学ぶプログラムである。レイダーズのチーフ・エグゼクティブであるエイミー・トラスクは「レイダーネーション(レイダーズファンの呼称)は世界中に居り、インターナショナル・ゲスト・コーチ・プログラムは私達のグローバルなファンベースに還元するプログラムの１つでもあるの。」と語る。海 外から招待された6名のコーチは8/6(木)にナパバレーのトレーニング施設に到着し、プレシーズン第１戦の対ダラス・カウボーイズ戦-8/13(木)- までチームに帯同し、8/14(土)に帰国する予定。またコーチ陣は8/8(土)にオークランド-アラメダ・コロシアムで行われるレイダーズファン感謝祭 にも参加する。マーカス・クローゼはオーストリアを代表して今年のインターナショナル・ゲスト・コーチ・プログラムに招待された。クローゼ は現在レイダーズが海外業務提携を行っているスワルコ・レイダーズで現役を終えた後コーチングを始めた。クローゼは2008シーズンにユースチームのディ フェンシブバックコーチ、スペシャルチームコーチを務めた。同シーズンにユースチームはオーストラリアユースの決勝に進出した。ロバート・ バラズィネックもオーストリアから招待された。バラズィネックは母国クロアチアでサッカーをプレーしながら育った。2年前からフットボールをプレーし始 め、2008シーズンにバラズィネックはスワルコ・レイダーズのキッカーとなり、同年チロリアンのユースチームのキッキングコーチ、アシスタントコーチも 務めコーチングのキャリアをスタートさせた。ブラズィネックは2009年にスワルコ・レイダーズ2軍のスペシャルチームコーディネーター/キッキングコー チに昇格した。選手としても2008年のユーロ・ボウルXXII、2009年のユーロ・ボウルXXIIIで優勝している。アレックス・アダ モはスウェーデン出身で、地元のジュニアチームのレシーバー/ディフェンシブバックコーチとしてコーチ業を始めた。翌年の2006年、アダモは2007年 のレイダーズ・インターナショナル・ゲスト・コーチ・プログラムに参加したラリー・リシェイ(ディフェンシブ・コーディネーター)のアシスタントとして、 同シニアチームのディフェンシブバックコーチを務めた。ホゼ・アントニオ・マディナベイティアはメキシコのトレオン出身で現在 Universidad Autónoma de Durango(大学)でヘッドコーチを務めている。マディナベイティアは1983年にコーチ業を始め、地元のローカルチームで経験を積んだ後、大学リー グで主にディフェンシブ・コーディネーターとして実績を積んでいった。現在U.E.D.E.Pのスポーツマネジメント修士課程に在学中。フェ ルナンド・マニエガ・レガルダはスペインで独立のコンディショニングコーチとして活躍している。マニエガはこれまでアメリカンフットボール、テニス、ゴル フ、ラケットボール、バスケットボール、ポロ、エアロビクス、競馬の選手達にトレーニングを教えている。マニエガはNFLヨーロッパのバルセロナ・ドラゴ ンズでコンディショニングコーチを務めたこともある。大学はバルセロナ大に1994年に入学し体育とスポーツを専攻した。現在は修士課程に在学し、スポー ツチームの高レベルのパフォーマンスに関して学んでいる。メル・マーティンはオーストリア出身で選手、コーチの両方で実績を積んだ。 1993年からウェイバリー・シャークスのヘッドコーチとして活躍し、1995年には優勝に導いた。1996年にバーウィック・マイナーズのヘッドコーチ に就任し、数年の休業の後、今年またマイナーズのヘッドコーチとして復帰した。レイダーズは長年グローバルなチームとしてリーグを席巻し、 ロンドン、バルセロナ、東京、メキシコシティーでのアメリカン・ボウルに出場することでNFL人気を世界に浸透させてきた。レイダーズは現在、英語、スペ イン語、中国語、ドイツ語、日本語、タガログ語のオフィシャルサイトを持ち世界中のファンに情報を発信している。
