4/25(土)、26(日)にかけて2009NFLが行なわれ、オークランド・レイダーズは1巡目にWRダリアス・ヘイワード-ベイ(メリーランド大)、2巡目にSマイケル・ミッチェル(オハイオ大)、3巡目にDEマット・シュワネッシー(ウィスコンシン大)、4巡目にWRルイス・マーフィー(フロリダ大)、LBスレイド・ノリス(オレゴン州立大)、6巡目にストライカー・スワック(ミズーリ大)、ブランドン・マイアーズ(アイオワ大)の7選手を指名した。
レイダーズ・ドラフトトラッカー
ラウンド ポジション 大学 選手
1 WR メリーランド ダリアス・ヘイワード-ベイ
2 S オハイオ マイケル・ミッチェル
3 DE ウィスコンシン マット・シュワネッシー
4 WR フロリダ ルイス・マーフィー
4 LB オレゴン州立大 スレイド・ノリス
6 DE ミズーリ ストライカー・スワック
6 TE アイオワ ブランドン・マイアーズ
WRダリアス・ヘイワード-ベイ、インタビュー
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4/25(土)に開かれた2009NFLドラフトでオークランド・レイダーズは1巡目全体7位でメリーランド大のWRダリアス・ヘイワード-ベイを指名した。ヘイワード-ベイが記者会見でドラフトでの心境、レイダーズでの抱負を語った。
Q:レイダーズが全体7位で指名するといつ分かったのか?
ヘイワード-ベイ:コミッショナーがアナウンスする少し前に分かった。チームが自分に電話をかけてコーチ・ケーブルと話した。でもその前に、自分はレイダーズから指名されるチャンスがあると思っていた。
Q:ドラフト前に同じポジション(WR)で評価が高かったWRクラブトリー(テキサス))工科大、WRマクリン(ミズーリ大)より先に指名を受けて驚かなかったかい?
ヘイワード-ベイ:彼らより先に指名されて、ワイドレシーバーとして一番高い評価を得たということ。メリーランド大ではプロスタイルオフェンスでプレーできて、NFLに入ることができた。自分自身プロになる準備はしてきた。二人よりなぜ指名されたかは分からないけど、レイダーズが自分の長所を評価してくれたんだろうね。
Q:批判するつもりはないが、あなた自身2009クラスでベストレシーバーだと思っているか?
ヘイワード-ベイ:俺は2009クラスで1番になれる素質があると思っている。評論家はスタッツ(成績)や色々な要素から選手を見るが、俺は大学時代、プロスタイルオフェンスでプレーしてきたしスキルもある。練習もハードにこなしてきた、俺は絶対トップレベルだと思っている。
Q:(大学時代の成績について)ダリアス、評論家はあなたの成績を見て、例えば「1,000ヤード、10TD」はできたんじゃないかと思ってる人もいるのでは?
ヘイワード-ベイ:確かに。みんなには俺のメリーランド大での試合、対Cal戦での試合を見てもらいたい。俺ができることが分かるはずだ。メリーランド大では、ランを使いながらパスを有効に使う戦術だった。俺はキャッチ、ラン、ブロック、ハッスル、全てをハードにこなすレシーバーだった。大学時代では成績に出ない部分もあるけど、プロでは出てくると思っている。
Q:ドラフト前に高評価を得ていたワイドレシーバーの選手達のほとんどがスプレッドオフェンスのもとで良い成績を収めていたことにフラストレーションは感じなかったかい?
ヘイワード-ベイ:いや。フラストレーションがたまるのはチームが負ける時、自分がチームの勝利に貢献できなかった時だけだ。チームでの自分の役割は分かっている。個人の成績が1番大事だとは思わない。
Q:NFLでプレーする前に、自分が目指す選手になるために自分の中で勉強、向上させなければいけないこととは?
ヘイワード-ベイ:戦術理解。ルートランニング。毎日ハードワークをこなすこと。そうすればNFLへの準備はできていると思う。
Q:今までのプロセスの中でオーナーのアル・デイビスとは話せた?
ヘイワード-ベイ:いや、アル・デイビスとはまだ話せていない。でもすごく楽しみにしているよ。
Q:RBダレン・マクファデン(20)、QBジャマーカス・ラッセル(2)とプレーできることについて話して。
ヘイワード-ベイ:彼らと一緒にプレーできることは素晴らしいことだよ。自分もパズルの1部になれればと思う。それがオークランドに来た理由だと思うから。彼らは非常に才能がある選手だとおもうので一緒にプレーできることを楽しみにしている。またNFLのベストCBの一人-ナムディ(アソムワ)のような選手と毎日練習するのも楽しみにしている。練習することで自分もステップアップできると思う。
Q:数人の評論家、NFLネットワークでも少なくとも一人があなたがレイダーズから指名されると予想していた。あなた自身、ドラフトの数日前からレイダーズから指名されると思っていたのか?
ヘイワード-ベイ:ええ、思っていたよ。でも自分はTVをよく見る方じゃないし、モックドラフトやドラフト予想をきくタイプじゃないから。ただ指名されるチャンスはあると思っていた。
Q:目標とする選手は?
ヘイワード-ベイ:いるよ。自分の一番好きな選手はジェリー・ライス。オークランド・レイダーズでもキャリアの最後の方でプレーしていたよね。彼が自分の一番好きな選手だ。彼の練習熱心さに感動して自分でももっと頑張ろうとハードに練習に取り組むようになった。プレースタイルに関しては、自分はユニークな選手だと思っている。
Q:コーチ・ケーブルはあなたのプレースタイルがランディ・モスと似ているとコメントしていた。これについてはどう思う?
ヘイワード-ベイ:ランディ・モスはNFL歴代で最も才能のある選手だ。比べられることはすごく嬉しいことだよ。ただ、自分は試合に出て、プロレベルでできるということを自分のために証明しなければいけない。
Q:ダリアス、ルーキーとして今シーズン先発として試合に出場し、活躍できると思うかい?
ヘイワード-ベイ:今自分がルーキーとしてできることは練習に出てハードワークをすること。自分は与えられたポジションで全力を尽くす。スターターでもプレー時間が与えられる限り全力でプレーするし、スペシャルチームでもキックオフごとに全速力で向かっていく。自分はハードワーカーだ。フィールドにでて自分の仕事をする。一つ言えることは、常に全力でやるということ。
Q:NFLで一番好きなチームはどこだった?
ヘイワード-ベイ:D.C/ボルティモアの地域で育ったから、レイベンズファンだったよ。でもレイダーズはいっつも頭の中にあった。誰でもシルバー&ブラックのことが好きだし、皆レイダーズのジャージを着たがってた。だから、ローカルのチーム(レイベンズ)も好きだったけど、レイダーズは皆から愛されるチームだとは昔から感じていたよ。
Sマイケル・ミッチェル、インタビュー
2巡目に指名を受けたオハイオ大Sマイケル・ミッチェルがベイ・エリアのリポーターからの電話インタビューに応じた。
Q:やぁ、マイク。多くのドラフト評論家があなたがドラフト前の指名予想(4~5巡目)よりも高いラウンドで指名されたことに驚いている。あなた自身、2巡目での指名に驚いた?それとも早くに指名されると思っていた?
ミッチェル:正直に言うと、エージェントは自分が早くに指名されるチャンスがあると言ってくれていた。俺は多くのチームを訪問したので、多くのチームが俺に興味を持っているのは分かっていた。でもドラフトは基本的にどのチームが自分を高く評価してくれるかに尽きる。今自分の長年の夢がかなって非常に興奮している。自分の一生の夢がドラフトの一日で決まるからね。
Q:あなたはNFLコンバインに招待されなかったが、2巡目に指名を受けた。この数ヶ月、プロチームにどうアピールしてきたのか?
ミッチェル:大学が小規模の学校だからコンバインには行けなかった。でも、どこかのチームは俺を欲しがっていると思っていたし、俺も自分が良い選手だと思っていた。いずれスカウトが分析して俺のプレーを見てくれると思っていたよ。俺を小さい大学の中の良い選手に過ぎないと評価するチームもあったかもしれない。でも、俺のプレーを見て興味が湧いたチームもあったと思う。
Q:トム・ケーブルHCはあなたをビッグ・ヒッター、今年のドラフトの中で一番のビッグ・ヒッターと思っているとコメントしたが、この評価に対して誇りに思っているか?そして激しい当たりがあなたのプレースタイルと考えてよいか?
ミッチェル:あぁ、子供の頃ESPNクラシックチャンネルでジャック・タトゥーム、ロニー・ロットの昔の試合を見ていたからね。小さい頃から、良い選手になるには激しく当たること、フィジカルに強くなることが大事だと思った。この2選手を目標にやってきたんだ。相手を威圧するのが好きだし、カバー、リターンも得意だ。自分の一番の長所は激しい当たりで相手をノックアウトすることだ。
Q:コンバインに招待されなかった時はがっかりしたか?
ミッチェル:本当にがっかりしたね。俺は3年間先発で試合にでてスタッツ(成績)も良かった。さっき行ったように俺は小さい大学出身だからな。スカウトは USC、ミズーリ、テキサスのような大学の選手を見たくて、しかも名門大学の選手が良い選手だと思っている。だからこそ、高い順位で指名されて興奮しているし、神に感謝している。NFLのスカウトにもっと小さい大学の選手も見なければいけないということを証明したと思う。小さな大学でもNFLでプレーできる選手はいっぱいいるからね。
Q:オハイオ大の試合はどのような感じだった?観客人数は何人くらい?あなたは今年何回TVに出た?
ミッチェル:多分今年テレビに出たのは4回だと思う。観客人数は18,000人くらいかな。
Q:小さな大学でプレーし、高い順位でドラフトされたあなたは例外的なアスリートだ。今までの歩みは?
ミッチェル:今は身長6-1、体重が220ポンドだけど、高校を卒業したことは身長5-11、体重が188ポンドと小さかった。大学のリクルートは高校の時の体のサイズでしか評価していない。今の俺の写真と、高校時代の俺の写真を見比べたら誰も同じ人物だとは思わないはずだ。高校から大学へ行く時、オファーがあった学校は3校だけだった。オハイオ大、マイアミ大(オハイオ州)、シンシナティ大の3校。シンシナティは良い学校だけど、カンファレンスがカンファレンスUSAだった。オハイオ大はネブラスカ大からコーチのフランク・ソリッチが来て、早い時期からプレーできるチャンスがあったからオハイオ大を選んだ。プレーできるチャンスを選んだんだ。
Q:オハイオ大に行ってからも怒りを面に出して挑戦的な態度でプレーをしていた?プロでも大学と同じような態度でやって行くつもり?
ミッチェル:大学に入る時はオファーが3校だけだったから、逆境をはねのけようとけんか腰な態度で試合に臨んでいた。自分は良い選手だと思っていたからね。自分より良い評価の選手には絶対負けないと思った。色んなキャンプにも参加した。負けたくない思いから40ヤード走も4秒3、4秒4台で走れるようになったんだ。
Q:NFLの複数のチームを訪問して状況が目まぐるしく変わっていったと思うけど、オークランドを訪問したときの印象は?
ミッチェル:ありえないぐらいチームを訪問したよ。確か12チームくらい。全てのプロセス、会った人々がビジネス志向だった。よく聞いたのが、カレッジのリクルートと違ってドラフトしようと考えているチームは訪問しなくちゃいけないってことだね。オークランドに来た時はすごく歓迎された。温かいチーム環境だと感じた。チーム施設に飾ってあるフレッド・ビレトニコフ、ボー・ジャクソン達の写真を見て、チームの歴史を肌で感じた。これは本当の話なんだけど、シンシナティの近くで育ったから地元のチームも応援していたけど、俺は小さい頃からレイダーズファンだったんだ。だからレイダーズを訪問した時はチームの一員になりたいと思った。もし自分に選択権があったらポジション争いができるレイダーズを第1に選んでいたしね。素晴らしい伝統があり、チームの印象も良かった。それにLBリッキー・ブラウン(57)の一番下の弟が一緒の大学のチームだったんだ。だから「グッドフィット」だと思ったよ。今は皆に俺のプレーを見せて、レイダーズの指名は間違いじゃなかった、俺が本物だということを証明するだけさ。
Q:レイダーズがあなたのことを非常に興味があるとは感じていた?
ミッチェル:うん、思っていたよ。お互い良い印象だった。俺はオークランドがホームだと感じた。俺はドラフト候補選手の中でもホットな逸材だと言われていたし、エージェントもどこかのチームがお前を早いうちに指名するって言ってくれた。12チームが興味を持ってくれていたから、エージェントは1巡目に入り込むチャンスもあると言われていた。俺は自分の持っている能力に100%自信があるし、自分の力を示す機会があることに感謝している。
Q:レイダーズが指名権をトレードダウンした時はどう思っていた?
ミッチェル:シカゴが電話を持っとくようにって言ってきたから、ベアーズが指名すると思った。オークランドはトレードダウン後に47位の指名権を得たからレイダーズもあるなと思っていた。実際レイダーズに指名されてよかったし、本当に興奮しているよ。
Q:プロレベルでもストロング・セーフティーとしてやっていけると思う?
ミッチェル:どのポジションかは今の時点で自分で決めたくはない。自分はセーフティーだと思っている。多くの専門家がフィルムを見て俺がディープゾーンもカバーできてマンツーマンでも強いと評価してくれている。俺はスピードもあるし、グッド・ヒッターだ。タックルも上手い。ストロング・セーフティーでもフリー・セーフティーでも高いレベルでプレーできるから俺の株が高かったんだ。